第2回基礎力養成講座を行いました。

 9月10日(日)、第2回基礎力養成講座を行いました。

 メインレクチャーは静岡大学情報学部・准教授の木谷友哉先生の「実世界と電脳空間を繋ぐ電子情報技術〜世の中をもっとcomputeしよう〜」というテーマで行われ、高校では文理の区別なく学ぶことなどの科学者になるための心構え、学問の区分における情報学の捉え方、木谷先生の趣味であるバイクを用いた Bikeinformatics(情報科学的二輪車研究プロジェクト)等、情報の活用や情報学に関する現代的で興味深い内容の話を伺いました。受講生から「科学とは何か?」など根源的な話題を含めたいくつかの質問が出されました。

 サブレクチャーは学長補佐室の三浦有紀子先生から研究提案書の作成方法を学び、今年度FSSの応募書類から研究計画書を作成する演習を行いました。自己推薦型で採用された受講生はこれから自らの課題意識を明確にして、研究力養成コースに進むための研究計画書を提出することになります。

 午後のワークショップでは、次回から始まる留学生TAを交えた「英語での討論」は前の回の講座のメインレクチャーからテーマ設定することを確認するとともに、仮説実験における討論方法などの紹介がありました。その後「宇宙人はいるか」というテーマで、銀河系に存在する地球外文明の数を7つの変数で導き出すドレイクの方程式を根拠に8グループに分かれて討論、発表しました。短い時間でしたが前回同様白熱した議論が展開されました。

 10月7日(土)、8日(日)、「グローバルサイエンスキャンパス平成29年度全国受講生研究発表会」が一橋大学を会場に行われます。静大FSSからは発表者1名を含む11名が参加します。全国の受講生の発表を聴き研究活動の研鑽の機会とするとともに、受講生同士のネットワークづくりによって今後の研究・学習活動に対するモチベーションを高めることを期待します。

木谷友哉先生によるメインレクチャー「実世界と電脳空間を繋ぐ電子情報技術」の講義風景

三浦有紀子先生によるサブレクチャー「研究提案書作成法」の講義風景

午後のワークショップにおけるグループ討論・発表の様子