平成29年度「未来の科学者養成スクール」受講生研究発表会を開催しました。
3月25日(日)大学会館3階大ホールにおいて、今年度、大学等の研究室で研究を行ってきた42名が「研究力養成コースの研究成果を発表する。また、受講生同士、大学の教員、高校教員等の情報交換を行い、今後の研究や学習活動のモチベーションを高める機会とする」ことを目的に受講生研究発表会を行いました。グループでの研究も含め30テーマのポスター発表に、受講生、大学の指導教員、受講生の在籍高校の先生方、保護者、高校生や一般の方など合わせて159名が参加しました。
開会式の後、午前中のポスター発表(Part 1)では発表番号の奇数番、偶数番に分かれてプレゼンテーション10分、質疑応答5分の発表をそれぞれ3回ずつ行い、大学の先生方による審査を受けるとともに、審査員や参加者と盛んな質疑応答が行われました。午後のポスター発表(Part 2)では受講生同士の質疑応答や情報交換が行われました。閉会式で全員に「修了証」を授与するとともに、この発表会でポスターの内容、発表態度などを総合したベストプレゼン賞に横浜市立金沢高等学校の林将大君が選ばれ表彰を行いました。
研究力養成コースでは、受講生が各自の研究テーマで大学の先生の指導にしたがい9月〜3月の期間で研究を行ってきました。多い受講生は20日間程度研究室に通い、研究の基礎知識や基本的なスキルを学び、実験や観察を重ね、結果の考察、発表という研究活動を行ってきました。この研究発表会をもって今年度の活動は一区切りになるわけですが、「高校ではできない貴重な研究ができた」、「さらに疑問の解決に研究を深めたい」、「プレゼンテーションの難しさを感じた」、「新しい発見や探究すると止まらない考察など面白く難しいことを体験できてよかった」などの感想が寄せられました。
この研究発表会の評価を中心に、受講生の希望、基礎力養成コースでの活動の様子などから、平成30年度に発展コースへ進む受講生が選抜されます。
研究発表会の様子は「静岡大学テレビジョン」でご覧いただけます。