2020年7月25日(日)FSS2020入校式と第1回基礎力養成講座を行いました。

2020年7月25日(日)、未来の科学者養成スクール(略称:静岡大学FSS)の第4期生40名の入校式と第1回基礎力養成講座を行いました。

今年度は新型コロナウィルス感染症予防のため、すべての基礎力養成講座をオンラインで行う予定です。Zoomでの参加を確認した上で、09:30から今年度の活動についてガイダンスを行いました。

入校式の丹沢副学長、瓜谷委員長の挨拶、瓜谷委員長のサブレクチャー(SL)「研究結果の取り扱い(研究倫理)」及び塩尻理学部教授のメインレクチャー(ML)「肝臓の再生の不思議」は事前に配布した動画を視聴し、それぞれに対する質問は、7月26日までに提出するようにしました。

SLの内容は信頼される科学者や技術者の必要なことは何か、不正行為をさせるために必要なことは何か、研究成果を発表するときに注意することは何かなど、MLでは肝臓再生の研究の歴史、肝臓の再生、肝外胆管の膵臓への異形再生などについて話されました。

受講生からSLには文部科学省の研究活動における不正行為への対応等に関するガイドラインは強制力のあるものとして守らなければならいのか、モラル的な事として捉えられているのか、実際はどのようになっているか。また、研究結果を発表する際に自分が参考にした論文を記載するのか、あるいは関連するものを検索し、参考の有無に関わらず記載するのかの質問がありました。

MLには肝細胞では胆汁酸が生成されるが、分化転換した肝細胞から出された胆汁酸によって脂肪組織(もと線房)が乳化されてしまうのではないか、形が変わってしまうことでもとの肝臓と性質が異なることはるのか、また元のサイズに戻ったことをどのように認識してHGFの濃度を調整しているのかなど、動画を複数回視聴してしっかり理解してうえでの質問が寄せられました。質問に対し各先生から受講生に対し後日、回答が示されました。

提出された研究提案書によりそれぞれの受講生は行ってみたい研究テーマ・内容を明確にし、大学内で指導可能な先生を探し研究力養成コースでの研究に取り組みます。研究の内容によってはテーマの変更、さらに先生方の専門分野外のテーマの場合などでは研究力養成コースに進めないこともあります。

Zoomで接続

ガイダンス資料

瓜谷委員長のサブレクチャー動画

メインレクチャー担当の塩尻先生と講義内容の一部1

メインレクチャー担当の塩尻先生と講義内容の一部2