2022年8月21日(日)基礎力養成コース第1回入校式およびメインレクチャー、サブレクチャーを行いました。

2022年8月21日(日)、未来の科学者養成スクール(略称:FSS)では43名の受講生を迎え、第1回目として入校式を行いました。

本年5月末、大学が将来グローバルに活躍しうる傑出した科学技術人材を育成することを目的とした科学技術振興機構(JST)の事業である「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」に、静岡大学の「未来の科学者養成スクール(FSS)未来創成型」が採択されました。

静岡大学FSSでは「つなげる力で世界にはばたけ」をスローガンに、「分野横断的な発想力」「研究を社会の課題解決へつなげる視点」「課題解決を目指した討論力」「発想を成果につなげる研究遂行力」「研究成果を外部に発信する挑戦力」「世界とつながる国際性」を6つの「つなげる力」と定義し、この「つなげる力」を習得した未来創成を担う科学者の養成を目指します。8月21日から始まった基礎力養成コースでは、新しい文化的価値や未来社会の創成に挑戦することができる人材を養成するために、科学研究に必要な知識とスキルの学習を分野横断的に展開します。

入校式では本学理事・副学長の塩尻信義先生、FSS運営委員長の粟井光一郎先生(理学部)の挨拶、受講生代表の村木彩恵歌さん(静岡県立浜松工業高等学校)の宣誓、FSS事務局からのガイダンスを行い、その後メインレクチャー、サブレクチャーが開講されました。

メインレクチャーは「自然災害は自然現象か」というタイトルで、副学長の池田恵子先生(教育学部)が担当しました。この講義では、自然災害を自然現象と社会の関わりの中で捉える視点が示されました。自然災害の規模が経済的な背景、教育、文化、地域の特性や風習などに左右されることや、災害リスクを年齢、性、障がいの有無という個の観点から考える視点も必要であることが具体的な事例とともに紹介されました。災害リスク、災害からの回復力などを議論する上で、自然科学的な知見だけでなく、社会科学的な視点が必要であることを学びました。

サブレクチャーは「研究倫理及び研究結果の取り扱い」というタイトルで、静岡大学名誉教授の瓜谷眞裕先生が担当されました。まず、科学者・技術者が (1)どのようにみられているか?,(2)どのように振る舞うべきか?,という2つの問いの下、様々なアンケート結果に見られる科学者像を確認しました。科学者・技術者に対する評価が概ね肯定的であることを受け、信頼される科学者・技術者であるための要素を考察しました。次に、自然科学の研究がどのように進められていくかを踏まえ、(1)研究結果をどのように取り扱うべきか,(2)どのようなことに注意を払うべきか,が解説されました。特に、科学者・技術者が陥りかねない「捏造」「改竄」「盗用」という3つの不正行為について警鐘が鳴らされました。

それぞれのレクチャーの後には受講生から的を射た質問がなされ、大学の講義に触発された姿が見られました。

入校式受付


入校式開式を待つ受講生


塩尻理事


受講生代表宣誓


粟井先生による講師 池田恵子先生の紹介


メインレクチャー講師 池田恵子 先生


受講生の発言


サブレクチャー講師 瓜谷眞裕 先生


受講生の質問