FSS公開講座(2019/08/17静岡)のお知らせ
2019/08/17(土)に静岡キャンパスで下記の公開講座「身のまわりのミクロ宇宙 – あなたのスマホが顕微鏡に変身? – 」を開催します。
FSS2019受講生以外の参加もできますので、参加希望者は事前登録サイトから必要事項を入力して申し込みください。定員は約40名、申込み多数の場合は、先着順で受け付け、定員を超えたところで受け付けを終了させていただきます。
【FSS公開講座2019.08.17静岡(FSS主催)】
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日 時 :2019年8月17日(土) 13:30-16:00
場 所 :静岡大学理学部A棟A209室
対 象 :FSS2019受講生,
その他の一般参加希望者(小学生〜成人)
定 員 :約40名
受講手続:2019年7月12日(金)〜8月9日(水)12:00にWeb上の
事前登録サイトから必要事項を入力して応募ください。
受講費用:無料(FSS2019受講生への交通費補助なし)
主 催 :未来の科学者養成スクール(FSS)
共 催 :静岡サイエンススクール(SSS)
共 催 :日本サイエンスコミュニケーション協会(JASC)静岡支部
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* 2019年8月18日(日) 10:00-16:00 には同じ会場で 静岡サイエンススクール(SSS)のサイエンス・サマープログラム2019 プレ・サイエンスワークショップ が開催されます。詳細はこちらをご覧ください。
「身のまわりのミクロ宇宙 – あなたのスマホが顕微鏡に変身? – 」
(永山國昭@Life is small. Company)
静岡大学FSSは、「つなげる力」の養成に主眼を置いたプログラムです。何をつなぐのか。どのようにつなぐのか。いろいろな局面でつなげる力が問われますが、この講演は空間をつなぐお話です。空間をつなぐ仕方には横と縦の2つがあります。横につなげる例としては、空間を移動する旅行が代表でしょうか。縦につなぐのは山登りもありますが、スケールの大きさを旅するつなぎ方も重要です。大は銀河から小は原子まで、私たちは異なる大きさ(スケール)でできた階層的世界のほぼ真ん中に生きています。縦に空間を旅するためにどこかに行く必要はありません。今この場所ですぐに行けます。エッと思うでしょうが、身のまわりの世界がそれです。あなたのスマホを顕微鏡に変身させ、すぐにミクロ宇宙探検の旅に出かけましょう。
スマホ顕微鏡は、350年前の極小顕微鏡を最先端のモバイル機器につなげることで、5年前に私が発明しました。スマホ顕微鏡、一般にはモバイル顕微鏡と呼ばれています。過去数多くのモバイル顕微鏡モデルを開発しましたが、その中でも汎用性のある3つのモデルを用い、身のまわりのミクロ、たとえば髪、皮膚、布、花、葉、微生物などを観察します。普段気づかない驚くべき映像世界がそこに広がっています。まず30倍反射型(写真1)でモバイル顕の使い方を習います。次に200倍透過型モバイル顕(写真2)で、葉の気孔、蝶の足や燐粉、そして動き回る微生物などを見てみます。最後に教室を出て何でもその場で拡大できる30倍モバイル顕(写真3)でミクロの探検をしてもらいます。スマホ顕微鏡は、薄くて小さなスマートデバイスですが、ミクロ世界に息づく小さな生き物や微粒子を身近にする力を秘めています。ミクロ世界を拓く顕微鏡を、いつでも、どこでも、だれにでも手軽に扱えるようにしたのがスマホ顕微鏡です。このワークショップでは、ご自身のスマホやタブレットを用いてご自身の手と目でミクロ世界を探検してもらいます。顕微鏡特有の難しい操作はなく、スマホやタブレットを扱える人なら誰でも、子供から大人まで気軽に参加できます。
特に最後の探検では、グループを組み同一対象のミクロとマクロの写真を撮り、ミクロ世界とマクロ世界の間のギャップを発見します。そのギャップの面白さをグループごとに話し合い、イチオシのミクロ・マクロペアー写真を選び発表してもらいます。驚きと飛躍のある作品をみんなで楽しみながら、階層をなすこの世界を実感しましょう。
写真1
写真2
写真3
チラシ(PDF)