探究学習って!?(中高生向け)

【探究学習って!?(中高生向けChatGPTエッセイ)

最近見つけた「探究学習」に関する雑誌記事(参考1-5)を基にして『中高生向けのエッセイ』『中高教員向けのエッセイ』『JST次世代人材育成事業に関わる大学関係者向けのエッセイ』を書くようChatGPTに依頼したところ、下記のようなものを作ってくれました。

まずはひとつめ。『中高生向けのエッセイ』『中高教員向けのエッセイ』『JST次世代人材育成事業に関わる大学関係者向けのエッセイ』

(5本の記事内容を踏まえ、中学生・高校生に向けて「探究学習とどう向き合えばよいのか」をわかりやすく伝えることを目的にしたエッセイです。語り口はやややさしく、しかし「なぜ今うまくいっていないのか」「どうすれば本質的な探究になるのか」が伝わるように構成しています。)とのこと

「中学生・高校生」の当事者気分になって、読み・考えてみてください。

中高生向けのエッセイ by ChatGPT

探究学習は「すごい研究」をする時間じゃない

――中高生のための、失敗しない探究学習の考え方――

みなさんは「探究学習」と聞いて、どんなイメージを持っているでしょうか。
「大学の先生に質問しないといけない」
「社会問題を解決する立派な研究をしないといけない」
「入試に有利になる成果を出さないと意味がない」

もし、そんなふうに感じているとしたら、少し肩の力を抜いても大丈夫です。最近、探究学習をめぐっては、大人の社会でもさまざまな議論が起きています。「探究公害」「なんちゃって探究」「大学の先生が疲れている」といった、少しショッキングな言葉まで登場しています。でも、それは決して「探究学習そのものがダメだ」という話ではありません。問題なのは、探究学習の“取り組み方”がズレてしまっていることなのです。

探究学習で起きている「すれ違い」

今の高校では「総合的な探究の時間」が必修になり、ほぼすべての生徒が探究学習に取り組むようになりました。その中で増えているのが、大学の教員や研究者、自治体職員、専門家への問い合わせです。

本来、専門家に話を聞くこと自体は悪いことではありません。しかし現実には、
・どんな人なのか名乗らないメール
・「どう研究したらいいですか?」という丸投げの質問
・事前に調べればわかる内容の問い合わせ
・期限ギリギリ、あるいは無期限の依頼

といったケースが重なり、対応する側が疲れ切ってしまっています。SNSでは、こうした状況を皮肉って「探究公害」と呼ぶ声まで出てきました。

ここで大切なのは、「生徒が悪い」「先生が悪い」と犯人探しをすることではありません。背景には、「探究とは何か」が十分に共有されないまま、探究学習が一気に広がったという構造的な問題があります。

「探究」と「研究」は違う

まず知っておいてほしいのは、探究学習と大学の研究は同じものではないということです。

大学の研究は、「まだ誰も知らない新しい知識を生み出す」ことが目的です。一方、中学・高校の探究学習の目的はそこではありません。探究学習の目的は、
・「なぜだろう?」と疑問を持つこと
・自分なりに調べ、考え、確かめること
・うまくいかなくても、振り返って考えること

こうした考え方のプロセスを身につけることにあります。つまり、探究学習は「人生の中で考え続ける力」を育てる練習なのです。

だから、高校生がノーベル賞級の研究をする必要はありませんし、無理に大学の先生とつながらなくてもいいのです。

「やらされ探究」になっていない?

もう一つ、よく問題になるのが「やらされ探究」です。
「探究をやりなさい」と言われたから、とりあえずテーマを決める。
「発表しなさい」と言われたから、見栄えのいいスライドを作る。

こうなると、探究は「考える学び」ではなく、「こなす作業」になってしまいます。これが「なんちゃって探究」と呼ばれる状態です。

本来の探究は、もっと地味で、もっと個人的なものです。
「授業でやったこの実験、条件を変えたらどうなるんだろう?」
「いつも使っているこの道具、なぜこの形なんだろう?」
そんな小さな疑問から始まっていいのです。

一番むずかしいのは「テーマ設定」

探究学習で多くの人がつまずくのが、テーマ設定です。

よくある失敗は、次の2つです。
1つ目は、壮大すぎるテーマ
「核融合でエネルギー問題を解決する」「新しいがん治療法を開発する」――どれも大切な課題ですが、高校の設備と時間で検証することはできません。

2つ目は、すぐに答えが出てしまうテーマ
「炎色反応の色を確かめる」「〇〇の歴史を調べる」など、調べればすぐ終わってしまうものです。

良いテーマのヒントは、実は教科書の中にあります。教科書に載っている実験や事例を、そのままなぞるだけでは探究になりませんが、条件を少し変える、視点をずらすことで、立派な探究になります。

「この条件を変えたら、結果はどう変わるだろう?」
「教科書では扱っていない部分に注目すると何が見えるだろう?」

この「少しのひねり」こそが、高校生の探究にちょうどよい難易度なのです。

基礎学力は、探究の“敵”ではない

「探究学習より、基礎学力を先にやるべきでは?」という意見もあります。これは半分正しく、半分誤解です。

実は、基礎学力は探究の土台です。
言葉を正確に理解できなければ、文献は読めません。
基本的な知識がなければ、専門家の話も理解できません。

探究学習は、「基礎はいらない学び」ではありません。むしろ、基礎があるからこそ、探究は深まります。逆に言えば、わからないことがあれば、いったん教科書に戻ることも、立派な探究の一部なのです。

外部の人に聞く前に、考えてほしいこと

もし、どうしても専門家に話を聞きたいときは、次のことを意識してください。
・その人の専門分野をちゃんと調べたか
・何を聞きたいのか、自分の言葉で整理できているか
・その質問は「自分で調べたうえで」出てきたものか
・相手の時間を使っている、という意識を持っているか

そして何より、「聞かなくてもできる探究はないか」を考えてみてください。探究は、誰かに答えをもらうことではありません。自分で考え続けることなのです。

探究は、将来のための「考える練習」

探究学習は、うまくやれば楽しいものです。でも、無理に立派に見せようとすると、苦しくなります。

探究で一番大切なのは、
「自分は、何を不思議だと思ったのか」
「なぜ、それを調べたいと思ったのか」
この2つを忘れないことです。

探究学習は、将来研究者になる人だけのものではありません。社会に出て、答えのない問題に向き合うとき、きっと役に立つ「考え方の練習」なのです。

どうか、「すごい探究」を目指さなくていい。
「自分の頭で考えた探究」を、大切にしてください。

それが、本当に意味のある探究学習です。

<参考>


  1. https://toyokeizai.net/articles/-/852225
    探究学習の最難関?失敗しがちな「テーマ設定」、博士号教員が語る攻略の極意 ヒントは対話や教科書に、「無理しない」も大切
    (遠藤 金吾 : 秋田県立秋田高等学校 教諭 2025/01/19 4:00)
  2. https://toyokeizai.net/articles/-/930495
    波紋を呼ぶ「探究学習の《大学教員に協力依頼》」、「学習指導要領・解説」に記載の”外部との連携”は必要か?博士号を持つ高校教員が今思うこと
    (遠藤 金吾 : 秋田県立秋田高等学校 教諭 2026/02/01 6:00)
  3. https://toyokeizai.net/articles/-/927742
    中高の探究学習で「大学の先生たち」が疲れている…なぜ?誰が悪い?”生徒、中高教員、大学の教員・研究者”の生の声に見る課題の本質
    (藤原さと : 一般社団法人こたえのない学校代表理事 2026/01/14 6:00)
  4. https://toyokeizai.net/articles/-/927742
    「なんちゃって探究」「やらされ探究」…”非本質的な探究学習”で大学の先生たちが悲鳴を上げている《大学、行政、中学・高校が協力して解決を》
    (藤原 さと : 一般社団法人こたえのない学校代表理事 2026年01月14日)
  5. https://toyokeizai.net/articles/-/930641
    「探究公害」という言葉がSNSで拡散される…高校生の探究学習が迷惑をかけているのはなぜ?協力依頼に戸惑う専門家や自治体も
    (杉浦 由美子 : ノンフィクションライター 2026/01/29 6:00)